新コンテンツ「実験室」を公開

2010 年 4 月 7 日

新コンテンツ「実験室」を公開しました。

ここでは弊社で開発した技術のうち、様々な事情により商品化に至っていないものを公開しております。

どうぞご覧ください。

シンプル・イズ・ザ・ベスト (2)

2009 年 9 月 30 日

100個のことができる魔法の機械を1つ買うだけで、あなたに必要なすべてが揃うのです。素敵だと思いませんか?

……これが、黎明期の「機械の作り手」の論理でした。

使い手の立場に立ってみると、100個のことができる魔法の箱は、決して素敵ではありません。100個の機能の中に、ほとんどの使い手が極力使いたくない機能が、1つだけ紛れ込んでいるのです。しかも、その機能は大半の人から心底嫌われているにも関わらず、多機能マシーンを使う全ての人が100%使わなければなりません。

 

それは、「機能の管理機能」です。

道を歩いていたら珍しいシャッターチャンスがあって、急いで写真を撮りたいとします。単機能のカメラだったら、電源を入れればすぐに写真が撮れます。一方の多機能マシーンは、電源を入れるとメニューが出てきて次のように聞かれます。

「どんな機能を使いたいですか?機能のジャンルを選んで下さい。(1)生活 (2)おでかけ (3)コミュニケーション (4)趣味」

おいおい、カメラはどのジャンルだよ!? …なんて悩んでいる間に、せっかくのシャッターチャンスは逃げていきます。ああ、もったいない!

1つの機械に1つの機能しかなかった時は、電源を入れるだけですぐに必要な機能を使えました。ところが、1つの機械に2つ以上の機能を詰め込むと、「どの機能を使いたいか」を最初に選ぶ必要が出てきます。音楽とカメラを合わせた機械は、「音楽機能+カメラ機能」ではなく「管理機能+音楽機能+カメラ機能」になってしまうです。管理機能が「使いたい機能を選ぶこと」だけで済めばまだ良いのですが、

  • 機能を新しく追加する機能
  • 要らない機能を削除する機能

さらには

  • 機能を新しく追加できるかどうかを許可する機能
  • 機能追加を許可できる人を新しく追加する機能

まで次々と登場します。まるで冗談のような管理機能のオンパレードですが、どれも現代のパソコンや携帯電話には当然のように入っている機能ばかりですよね…。

私達は、管理機能を使うために機械を買うわけではない、と思います。掃除をしたいから掃除機を買う。ご飯を炊きたいから炊飯器を買う。たったそれだけのはずです。(稀有な例外はシステム管理者で、この場合は管理機能こそが「使いたい機能」そのものでしょう。)

機能を詰め込めば詰め込むほど、誰もが使いたくない「管理機能」は増えてしまいます。逆に言えば、使い手にとって余計なもの(=管理機能)を減らしたければ、機能をなるべく削ぎ落してシンプルにするのが唯一の方法になるのです。

言葉でいうのは簡単ですが、製品化のためには「最後まで残した機能を、徹底的に洗練させる」ことが必要ですから、本当に大変です。たった1つの機能が情けない仕上がりだったら、使い手は今まで以上にがっかりしてしまうでしょう。1つの機能を最高の完成度にするために、新技術の開発が必要になるかもしれません。1つの小さな箱に機能をたくさん詰め込むのではなく、テクノロジーを使って機能をシンプルに削ぎ落すこと。ブロードテイルの技術力は、複雑な世界をシンプルにするために使いたい、というのが私達メンバーの思いです。

※今回のブログに書いた内容は、ドナルド・A・ノーマンという人間工学者の “The Invisible Computer”  (1998)  (邦訳:”パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!“, 2000)という本にも、似たような視点で書かれています。この本を読めば、私達の思いが「世界で最初にブロードテイルが発明したコンセプト」ではないことも、すぐに読み取って頂けると思います。「技術で人を幸せにすること」の意味が、少しずつ変化しているのかもしれません。

シンプル・イズ・ザ・ベスト (1)

2009 年 9 月 29 日

「100個のことができる魔法の機械」と「1つのことしかできない単細胞の機械」。皆さんはどちらを選びますか?

 

大きさも重さも形も同じ。小さいし軽いから持ち運びだって楽ちん!値段だって、お小遣いから支払えるくらいのお手頃価格。たった一つの違いは、片方が「100種類のことに使える多機能マシーン」なのに対して、もう片方が「たった1つの機能しか使えない機械」という点です。

前者はお掃除・洗濯・料理・エアコン・音楽・電話……などなど、日常生活の何だってできてしまいます。なんだか便利そうですよね。たった1つの機械が家にあれば、たいていの用は済んでしまうのですから。

一方の後者はちょっとさみしい感じ。たった1つのことしかできません。1つの音楽マシーンを買ったとしても、使えるのは「音楽を聴く」ことだけ。もしも掃除をしたかったら、別の「お掃除マシーン」を買ってくる必要があります。100個の機能をもつ超・多機能マシーンに比べると、なんだか見劣りしてしまうかも・・・。

えっ?100個の機能の中に、欲しい機能が入っていなかったらどうするのか、って?うーん、たしかに心配ですよね。何でもできると思って買ったら、自分がひそかに欲しかった「スノーボードのワックスがけ機能」が入ってない!そんなシチュエーションは、やっぱり少しショックだと思います。

いえいえ大丈夫、多機能マシーンに「好きな機能をいつでも追加できる機能」があれば心配いりません。スノーボードのワックスだって、お店に行って「101個目の機能として追加して下さい」とお願いすれば、その日からすぐスノボをピカピカに手入れできます。お店に行くのが面倒だったら、ボタン1つでインターネットから機能を追加OK!100個のことができる魔法の機械を1つ買うだけで、あなたに必要なすべてが揃うのです。素敵だと思いませんか?

 

……ここまでが、黎明期の「機械の作り手」の論理でした。

使い手の立場に立ってみると、100個のことができる魔法の箱は、決して素敵ではありません。100個の機能の中に、ほとんどの使い手が極力使いたくない機能が、1つだけ紛れ込んでいるのです。しかも、その機能は大半の人から心底嫌われているにも関わらず、多機能マシーンを使う全ての人が100%使わなければなりません。

それは、一体どんな機能なのか。次回に続きます。

論よりRUN

2009 年 9 月 24 日

雑談ですが、論よりRUNという言葉をご存じでしょうか?

今から何十年も前にはやっていたプログラミング言語にBASICという言語がありました。当時のコンピュータを買う人はプログラミングが出来て当たり前、という背景があり、フロッピーディスクを入れずにコンピュータを起動するとすぐに「BASIC言語」が立ち上がる設計でした。その言語を専門に扱って読者の投稿ゲームを毎月掲載していた「マイコンBASICマガジン」という雑誌(今は休刊中)は、当時パソコンを持っている人の必読書でした。

このBASICという言語はプログラミング入門に適していて、今でもセンター試験で情報の問題はBASIC言語で出題されていたと記憶しています。簡単に書ける一方、長く複雑なコードを書くのには適していない言語で、100行くらいの短いプログラムでもすぐにこんがらがってしまいます。自分が書いているプログラムが正しいのか正しくないのか、コードを書いている本人にもよくわからなくなってしまうのです。

このBASICのプログラムを実行する命令が、「RUN」命令です。BASICでは「動くか動かないかよくわからないから、とりあえずRUNで動かしてしまえ!動かなければその時考えよう」という状況が頻発し、その時に「論よりRUN」という言葉を使います。ことわざの「論より証拠」とは大きく違い、どちらかといえばダメな文脈で「try and error」をポジティブに言う時に多用する業界用語です。

なおこの言葉が広まったのは、雑誌「月刊ASCII」のおまけでコンピュータ用語格言集があり、それに入っていたおかげだと思います。他にも「なくて七バグ」とか「嘘から出た仕様」とかが紹介されていましたが、いまだに使っているところをみると業界自体がそれほど進化していないのかも……。

真夏の鍋会

2009 年 7 月 22 日

今晩はIT Farm黒崎さんにご招待いただき、IT Farm&BTメンバーでの食事会に同席させていただきました。場所は、六本木の「石頭楼」本店。どの口コミサイトにも投稿されているとおり、ちょっと分かり難い場所にあり、しかも普通のマンションの一室がお店という、不思議な空間。http://gourmet.livedoor.com/restaurant/17434/慣れない食事の風景に、皆なんとなくぎこちない感じでしたが、お酒と食事は進み進み・・・胡麻油をたっぷり含んだバラエティに富んだ具材の石鍋に皆ご満悦。夏バテ寸前(?)の私たちにうってつけの食事でしたね。

それにしても黒崎さんから最新映画、海外旅行記、毎日のアクティビティと幅広いジャンルのお話を聞いて、皆すっかり夢中でした。というか、黒崎さんのアクティブさとパワーに我々圧倒されちゃいましたね・・・・。特に今年参加されたという「オックスファム・トレイルウォーカー」の話には皆興味津々!そして誰よりも興奮&興味を示していた春日さん・・・「来年の出場目指して頑張る!」なんて公言してました・・・オックスフォム・トレイルウォーカーは、小田原から山中湖までの全長100kmのトレイルを、48時間以内に4人一組で歩くイベントだそうですが・・・大丈夫??BTメンバーで参加したら、チーム力&忍耐力アップになりそうですが、その反面、これまで見えなかった個人個人の本性が見えてきてしまうかも??さて、BTには現在計8名のメンバーがいますが、春日さんの意気込みに応えて、チーム入りしてくれる社員を3名募れるのでしょうか・・・。これからの春日さんの勧誘活動と結果は、こちらのブログで発信していきます。乞うご期待ください。

石頭楼でのお食事     石頭楼での食事 photographs by M.N

BT祝賀会

2009 年 5 月 26 日

会社設立1周年記念、新メンバーの入社、メンバーの入籍、誕生日等など、この1~2ヶ月間に多くの祝いごとを迎えたBTですが、なかなか皆で共有する機会が持てずにいました。全てが皆にとって大切なイベントですので、一緒くたにするのは申し訳ないことですが、会社設立からちょうど2ヶ月後の今日、BT祝賀会を開催することにしました。今回は、すぐお隣にありながら、皆で行ったことがなかった(2008年、2009年版ミシュラン東京ガイドにて☆を獲得した)念願のL’EMBELLIRにて!

普段とは全く違う雰囲気の中、皆で美味しいお料理を嗜むなんて優雅&新鮮でした。デザートのクグロフをひとつとってもこんなに幸せな気持ちになれるなんて最高です。兎にも角にも春日さん、ありがとう。ごちになりました!

L'EMBELLIRからのお土産

発表記事が掲載されました

2009 年 4 月 20 日

本日、株式会社廣済堂とブロードテイルが共同開発したiPhone用雑誌閲覧アプリの発表記事が日経に掲載されました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=218315&lindID=1
http://release.nikkei.co.jp/attach.cfm?attID=0218315_01.JPG

当アプリケーションは、マガジンハウス様のHanako WESTなどを主力コンテンツとしてappStoreにて販売中です!

two more days to go!

2009 年 3 月 24 日

two more days to go… とうとう明後日でBroadtailは設立1周年を迎えます。とうとう、というよりもあっという間、の方が正しいかな。それを記念して、今回は社員#3の私がまだ公にされていない会社設立までの沿革を軽くご紹介しちゃいます。

《1. 創業者3人の再結成》 2007年夏

まずは時は遡り2007年の夏・・・。学生時代にスウィフト社の事業を推進していたブロードテイルの創業者3名(紀平拓男、春日伸弥、千葉史哉)が、IT業界への想いや会社の将来ビジョンについて想いを共感し合い、共通する夢を実現するため会社設立に向けて活動し始めます。その頃に3人が重ねに重ねて話し合った内容は今も社内サーバーにログとして残っていて、現在当ウェブサイト上でも公開している「経営理念」の土台ともなっています。

《2. 株式会社アイティファームとの出会い》 2007年9月

会社設立に向けた最初の活動として、3人はスウィフト時代から強力な信頼のあるアドバイザ(現株主アイティファーム役員)に接触を試みます。テクノロジーエバンジェリストと評されるアドバイザに技術力を評され、事業化への可能性を見出した3人は、資金調達に向けた活動を開始。これが半年後、日本では稀とされているVCからのシードマネーの獲得を成功するきっかけになりました。

《3. 株式会社ブロードテイル設立 2008年3月26日》

無事、念願の会社設立。

設立後には、アイティファームから、当時ITX株式会社のシニア・マーケティング・オフィサーとして数々の優良ベンチャーへの投資や育成を手掛けていた鈴木の紹介を受けます。鈴木は、ビジネスの立ち上げを意欲的に行う3人の姿と、ブロードテイルのポテンシャルに惚れ込み、2008年8月、ブロードテイルの社長に就任します。

ブロードテイルは人が人を呼び、設立された会社で、今もその風土は変わりません。去年からの1年間、ブロードテイルに共感を持つ人々が社員や投資家、パートナー等あらゆる形で集い始め、当初3名からスタートした会社は現在では正社員6名、アルバイト&パート3名、アドバイザー数名と、あっという間にオフィスも手狭になる規模となりました。社外取締役や監査役も、シリコンバレーに比肩するインキュベーターとして、経営を本格的にバックアップする姿勢を取ってくださっています。こうして、ブロードテイルは日々磨きあげられています。

まだスタートを切ったばかりですが、共同創業者3人が結成当初に想い描いていたビジョナリー・カンパニーは、具現化しつつあるといえます。社員の私もこれからの組織創りが楽しみです!どうぞこれからのブロードテイルにご期待ください!

ネット & モバイル通販ソリューションフェア 2009 開幕

2009 年 2 月 25 日

本日、2月25日に池袋サンシャインシティ展示ホールDにて、「ネット&モバイル通販ソリューションフェア2009」が開幕しました!

本展示会は、PCや携帯を使ったインターネット通販ビジネスを行っている企業を主な対象としていて、今年が2回目の開催だそうです。会場は、ECサイト構築をはじめ、マーケティング、課金・決済、顧客管理、物流、セキュリティの6つの領域に分けられていて、個々の企業の製品・ソリューションの展示や商談が行われています。私たちの製品”Flip Card”は、ECサイト構築のゾーンの廣済堂様のブースにて、初出展し、多くの来場客の方からよい反響をいただきました!(以下いただいたコメントを一部抜粋)

“こんなに見やすくて使い易いモバイル環境なら使いたい。是非デモサイトにアクセスしたい”

“トライアル版があれば会社で使ってみたい。導入事例も聞きたい”

“こういった製品が存在するとは知らなかった。これなら携帯電話に付加価値が与えられる”

などなど、大変嬉しいコメントばかりです。まだアノニマスでログインできるようなデモサイトは用意できていませんが、Flip Cardの良さを直接味わっていただくために、今後検討したいと思っています。引き続き、明日26日も当展示会にて製品説明を行いますので、どうぞお気軽にブースにお越しいただきたくお願いします!

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写真:展示会場の様子。おかげ様で、ブース内は多くの人でいっぱいになりました!!

 

2月のイベント

2009 年 2 月 17 日

今月の25日(水)、26日(木)に池袋サンシャインシティにて、「ネット&モバイル通販ソリューションフェア2009」が開催されます。当日は、(株)廣済堂様のブースにて、弊社のBT Flip Cardも出展する運びとなりました!一般公開としては、初のお披露目で、鈴木社長も自らデモを片手に製品説明を務める予定です。Flip Cardの製品説明だけでなく、皆さまのお話を伺いながら、利用シーンについてもお話したいと考えています。是非、お気軽にお立ち寄りいただければ嬉しく思います!

《ネット&モバイル通販ソリューションフェア2009》

◆日時: 2009年2月25日、26日 10:00~17:00

◆場所: 池袋サンシャインシティ展示ホールD

http://www.cmptech.jp/tsuhan/index.html